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認定NPO法人テラ・ルネッサンス~大槌復興刺し子プロジェクト~

認定NPO法人テラ・ルネッサンス~大槌復興刺し子プロジェクト~

「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、2001年に設立。
3月11日に発生した東日本大震災を受けて、岩手県大槌町を中心として、
女性の方々に刺し子を制作する手仕事を提供しています。
また、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、
ウガンダ・コンゴでの元子ども兵の社会復帰支援、日本国内での平和教育を実施しています。

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町では、当時多くの人々が仮設住宅での生活を余儀なくされました。震災直後から男性は瓦礫撤去や家の修復など、やらなくてはいけない仕事が山積みでしたが、女性は仕事もやることもない状態でした。
そんななか、「何かをしたい」という思いからたどり着いたのが、避難所という限られたスペースで、針と糸、そして布さえあればできる「刺し子」の製作でした。
仮設住宅で一日中横になって過ごしていたおばあちゃんも。
仕事を失ったお母さんも。働き盛りの若い女性も。
復興への願いを込めて、ひと針ずつ刺していく。
2011年6月、こうして大槌復興刺し子プロジェクトは始まりました。

大槌復興刺し子プロジェクトでは、刺し子の制作を通じて、大槌町の女性に仕事を提供するとともに、持続可能なコミュニティや生きがいの創出を行っています。また手仕事の価値を見直し、その素晴らしさを商品を通じて多くの人に伝えていきます。

岩手県大槌町にて、町内の中高年代の女性たちが中心になり、内職にて刺し子の商品を制作、つくった商品を自社HPやイベントを中心に販売しています。
活動開始から5年が経過し、これまでで総勢184名の刺し子さん(商品の作り手)が製品の制作に携わり、売り上げは累計で1億円を超えました。(2016年3月末時点)

大槌刺し子では、毎週火・水曜日の週2日「刺し子会」の日を設けており、刺し子さんが制作商品の買取や材料の受け渡しのため、事務所に通ってきます。
今でも、約30名の刺し子さんが毎週刺し子会に顔を出しており、ここで交流やお互いの情報交換をするなど、地域の一つのコミュニティとして大きな役割を果たしています。
この日を楽しみに一週間を過ごすという刺し子さんも多くいます。

また、定期的に外部から講師を招き、技術講習会を実施するなど、常に向上心をもって技術力の向上に取り組み、お客様によりよい商品を届けられるよう、日々探求を続けています。
最近では、刺し子の伝統技術を前面に押し出した一点物の商品を制作販売し、大変好評をいただきました。
他にも、大手雑貨メーカーとコラボ商品を制作、ワークショップを開催するなど、幅広く活動をしています。

震災復興で始まったプロジェクトですが、復興の2文字をとって一つのブランドとして大槌のシンボルになることをめざし、日々新しい挑戦をして、活動の幅を広げています。